愛犬が病気になる食事・ならない食事!

愛犬が病気になる食事、ならない食事をご紹介します。

3割の犬はドッグフードが合わない?

ドッグフードが新しい病気を作っている

ドッグフードはとてもよく考えられています。

ただどのワンちゃんにとっても理想の食事というわけではありません。

 

犬の約3割には、ドッグフードが合わないために色々な疾患が引き起こされているように思います。

 

昔、犬を飼われている方に、皮膚炎や痒みで悩んでる方いますか?と聞くとほとんどの方がノーと答えられます。
実際に何度聴いてもノーなのです。

では今ではどうですかと聞くと

  • 皮膚病で治療しています
  • 痒みが止まらない
  • 真っ赤になって毛が抜けた

などなど次々と出てきます。

昔の犬の寿命が6歳ぐらいとして、今飼っている犬が6歳以降に、

皮膚炎や痒みに悩まされたのであれば、それは寿命が長くなって起きている、

ということになります。

昔の犬と同じように、今飼育している犬も、若い時期を比べないと、

フェアじゃないですよね。

では皮膚炎や痒みは何歳頃から起きましたかと聞くと、

  • 7ヶ月
  • 1歳
  • 1歳半
  • 2歳

多くの病気、特に治りにくい犬の皮膚炎、かゆみ、外耳炎などが、

かなり若い時期に発症しています。

 

このようなことは人間も同じでアトピーや喘息アレルギーが急速に増えています
犬においても今までは起きなかった皮膚病や治療困難な疾患が増えていることは確かです

これは一つには、穀物の油に含まれるリノール酸に適用していないワンちゃんがいるためと思われます。


リノール酸というのは、炎症を起こしやすくなる作用があり、

これを多量に摂取することでアレルギー疾患になりやすいという危険があります。

急激な食の変化に対応できない犬たち

犬は犬の祖先の狼の食事から、現代のドッグフードまで、

三つの大きな食事の変化を経験しています。

 

第一は野生動物を食べていた狼の時代。
これが数千万年続きます。

 

第2は人と共に暮らし狩猟家牧畜で得た動物を食べる時代。
肉類に加え穀物を食べるようになったのはこの頃。
一万年ほどかけて、犬はイネ科の趣旨である穀類が、

消化できるように進化してきました。


第3は現代のドッグフードの時代です。
これはわずか数十年の変化です。

 

この第三の急激な変化に犬の進化は追いつくことができません
過度の穀類、過度の食物加工、過度の添加物
過度の加熱、過度の酸化、過度の加圧などに耐えることができない犬が多いのです。

もちろん現代のドッグフードに適用し問題なく過ごせる子もいます。
ただ3割ほどのワンちゃんがこの大きな変化についていけないのは事実です。

栄養バランスなどよく考えられている現代のドッグフードですがそれぞれの歴史をたどってきた300種類以上の犬種の遺伝的、代謝的な違いに対しカバーしきれないのは致し方ありません。

何事も長所と短所があります。
そのメリットデメリットを飼い主が理解し、選択することが、

愛犬家に求められていることだと思います

十日間ドッグフードを止めると見えてくる

愛犬に皮膚病など気になる症状があるときは一度ドッグフードを止めて、

テスト用手作り食を10日間試してみましょう。

いつも与えているドライのドッグフードの量を1とします。
手作り食は生で水分が入っていますので、ドライのドッグフードの、

2.5から4倍量が手作り食の量となります。

今回は分かりやすく3倍量でレシピをご紹介します。

人間でいうところの野菜は必要ありません。
ドッグフードが犬に合っているかどうか検査用の食事ですので、

長期間食べさせる場合はミネラルとビタミンなどの必須栄養素の調整が必要です。

この食事を投函試してみてください

テスト用手作り食

材料
肉(牛肉鶏肉): i カップ
ご飯:2カップ
煎り糠:小さじ一杯5ml
牛脂またはラード:大さじ2杯30ml
食塩:少々

作り方
①肉を牛脂ラードで炒め塩少々で味付け
②煎り糠を乗せたご飯の上に1を掛けて混ぜれば完成

皮膚炎、涙やけ、後ろ足のふらつきなど、
気になる症状が改善されたなら、今あげているドッグフードが、

わんちゃんに会っていないということです。


この間おやつ、ガム、ジャーキーなど与えないようにすることも重要です。


おやつが必要な場合は牛肉や鶏肉をボイルしたものを代わりに与えてください
おやつ、ガム、ジャッキーが原因の場合も多いのです。